肩こり・首の痛みなどの原因って?
肩こりの原因は数十種類もあって、人によってさまざまです。そのなかで多くみられるのが、同じ姿勢・眼精疲労・運動不足・ストレスによるもので、4大原因とされています。
その4大原因のうちでも”同じ姿勢”と”眼精疲労”は、主としてデスクワークや読書、細かい手仕事などによって起こります。とくに最近は、パソコンによる肩こりが増えています。
筋肉は、伸びたり縮んだりすることで機能を果たしますが、長時間の同じ姿勢は常に筋肉が緊張し、血行不良が起こります。
特にパソコン作業などのディスクワークは、腰が後ろに倒れ、背中を丸め、首を前に突き出ます。
ふだんは意識していないかもしれませんが、頭の重さは5~6キロもあります。
頭の重さを支え、しかも姿勢が悪ければ、負担は肩や首に負担が出るのは、当たり前ですね。
まずは肩甲骨の状態を知ることが大事です。
他院では、あまり行われていないのが、腕の軸バランスです。
特にパソコン作業が多い方は、腕を前に出してキーボードを打ちますので、背中はもちろんの事、腕にも負担が出ます。
疲労した腕は、軸バランスが崩れて内側に入ってきます。
肩甲骨も連動するので、肩も中に入りやすくなります。
特に首の付根から肩甲骨に向かって付いている肩甲挙筋という筋肉が肩甲骨が内側に入りやすくとによって常に引っ張られた状態になります。
肩周辺の筋肉を解せば、一時は、楽になるかもしれません。
でも腕や肩甲骨を良い位置にしない限り悪循環になり、また元に戻ってしまうのです。
他にも…
当院の患者さまでも多いのが、座り仕事で猫背になることで肩こりを訴える方です。
骨盤からの見直しが必要になります。腰が後ろに倒れる事で背中を丸くし首が前に出るのでストレートネックになりやすく、頭の重みと共に負担が増えるのです。
首の筋肉が張ると血行障害が起きて、頭痛や眼精疲労、聞こえずらい、フラフラ感があるなどの不具合が出やすくなります。
右図でも分かるように、肩甲骨から腕に向かっている筋肉は、多く存在します。肩甲骨の位置と動きやすさを、いかに作るかがポイントになります。
他にも…
柱にかかと・お尻・背中を付けて立つと頭を柱に付けるのが大変な方と普通につく方に分かれます。
柱に頭が付く患者さんでも人から猫背と言われてと来店される方がいます。こんな方は、骨盤や足から見直す必要があります。
骨格の問題ではなく背中が張るから丸まりたいと言う身体の衝動なのです。なぜ背中が張るのかを追究しない限り、肩にかかる負担が元に戻ってします。
肩甲骨を良い位置にしテーピングで固定して、良いクセをつける事で改善することもあります。
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